禁煙で睡魔が襲ってくる原因と対策・効果的な方法を紹介!

タバコを辞める際、多くの人に離脱症状が現れます。
禁煙によって猛烈な睡魔に襲われるのも、一つの症状です。
ただ、対応次第では猛烈な睡魔を和らげることも可能です。
そこで今回は、禁煙で猛烈な睡魔に襲われる原因や、睡魔が起こりづらいようにする方法などを紹介します。
「眠い状態を回避したい!」、「つらい睡魔を和らげたい!」と思っている方は本記事を参考にしてみてください。
禁煙で睡魔が起こる原因とは?
はじめに、禁煙で睡魔が起こる理由を見てみましょう。
一言で言うと、禁煙開始時にニコチンが体内に供給されなくなるからです。
喫煙している間はニコチンが供給されている状態なので、体内で「覚醒作用」が働いている状況が続きます。
しかし、禁煙を始めると体内でニコチンの覚醒作用がなくなるため、急激な睡魔に襲われるのです。
体内にニコチンがない状況に慣れるまでは、睡魔が訪れてしまうのです。
禁煙による睡魔が起こりやすい期間とは?
次に、禁煙で睡魔が起こりやすい期間について見てみましょう。
個人差はありますが禁煙開始初期に起こることが多いです(禁煙開始3日前後)。
つまり、この期間でタバコを吸わない環境に身体が慣れようとしているのです。
禁煙中の猛烈な睡魔から身体を守る前にやるべきことがある!
禁煙が原因で起こる、強い睡魔の対処法を見る前にやるべきことがあります!
それは、禁煙以外の原因で起こる睡魔を防ぐことです。
これを行わないと、禁煙が原因で起こる睡魔の対処法を実践しても効果が薄れてしまいます。
この章では、日中の睡魔を和らげる効率的な方法を紹介します。
一番大事なのは睡眠不足を起こさない(解消する)こと!
日頃からよく寝ることです。
仕事や夜更かしなどで睡眠時間を削っている人もなかには、いると思います。
しかし、寝不足の状態が続くと「禁煙」と「睡眠不足」による睡魔がダブルでやってくるので、余計眠くなる場合も。
睡魔に襲われないためにも、日頃の睡眠時間をとるのが大事なのです!
ただ、夜更かしを続けていると、寝たい時に寝付けない場合も。
その場合は、今から紹介する5つの内容を試してみてください。
1.就寝時に何も考えない
寝る直前に仕事やプライベートのことなど、布団の中に潜ってまで考えごとをする方もいると思います。
しかし、寝る直前は脳内をリラックスさせることが大事なので考えるのはやめましょう。
とにかく、脳内をボーっとさせた状態にするのが先決です!
翌日以降のことが不安で考えてしまう方は「明日起きて考えよう!」と開き直るのも大事でしょう。
2.ストレスを溜めない
ストレスも、睡眠の大敵です。
普段からストレスを溜めると、さきほども話したように就寝前に考え事をする原因に。
快適な睡眠を得るためにも「ストレスを溜めない」、「ストレスを解消する」ことを習慣付けましょう。
なお、ストレスを溜めないためには、普段からニコニコするのが効果的です。
「まぁいっか」という気持ちを持ちながら笑顔を作りましょう!
すると、生活も楽しくなりストレスが溜まりづらいはずです!
3.就寝直前にスマホの画面を見ない
スマホから発するブルーライトには覚醒効果があるため、就寝直前にスマホの画面を眺めると、寝付きが悪くなります。
人によっては、スマホの画面を見ることに長時間夢中となり、睡眠時間を削ってしまう場合も。
少なくとも「就寝1時間前にはスマホの画面を見ない!」と決めましょう。
それを習慣化すると、寝付きも良くなるはずです。
4.就寝直前のお風呂を避ける
就寝直前のお風呂は、体温を上げるため眠気が吹き飛ぶため控えましょう。
お風呂あがりも体温が下がりづらくなり寝付きが悪くなるのです。
お風呂は、就寝2時間前までに入浴完了するのをおすすめします。
仕事で忙しい方も、帰宅したら「まずお風呂へ入る」ことを意識しましょう!
5.運動する習慣を身に付ける
運動不足の方は、運動をする習慣を身に付けるのも効果的です。
日頃から運動をすれば、身体が適度に疲れ快適な睡眠が訪れやすいからです。
なお、運動は「有酸素運動」がおすすめ。
1日に30分程度でもOKです!
ジムに行ったり歩く距離を増やしたりして、有酸素運動する時間を見つけてみてはどうでしょうか?
食生活も心掛けよう!
普段の食事で炭水化物を摂りすぎる方は、低血糖になり猛烈な睡魔に襲われることも多いです。
このケースも「禁煙」・「炭水化物過多」のダブルで強い睡魔に襲われる可能性が高くなるため、炭水化物を控え「野菜・たんぱく質」中心の食生活を送りましょう。
また、効果を高めるには食事をする順番も大事です。
「野菜類」、「肉・魚などのたんぱく質」、「炭水化物」の順番で食べてください。
その結果、睡魔に襲われにくくなるでしょう。
猛烈な睡魔に襲われたとき、どうすれば良い?
睡魔に襲われないように工夫したとしても、猛烈な睡魔に襲われることもあります。
最後の章では、仕事中に強い睡魔に襲われたときに、症状を吹き飛ばす方法を紹介します。
ご自身に合いそうなものをチョイスして試してみてください。
順序1.まずは手をとめる
睡魔に襲われたら、まずは手を止めましょう。
これは、猛烈な睡魔によって仕事のミスなどを防ぐためです。
例えば「自動車の運転をしている最中であれば、近隣の駐車場に停める」。
パソコンのデータ入力作業であれば「キーボードから手を離す」というように一回休憩しましょう。
順序2.手を止めた後は、眠気を吹き飛ばす方法を考える
眠くなったら仮眠を少しとる方法もありますが、仕事中だと寝るわけにもいきませんよね?
そこで、眠気を撃退する方法を考えましょう。
方法としては、下記の内容があります。
1.香りがスッキリするものを嗅ぐ
ミントやハーブなど、鼻の奥までスーッとする香りを嗅ぎましょう。
すると、脳内にまで刺激がいきわたり眠気も吹き飛びます。
ただ、近距離で臭いを嗅ぐと、猛烈な刺激によって気分を悪くする恐れがあるので気を付けてください。
2.身体に刺激を与える
身体に刺激を与えるのも眠気を吹き飛ばす効果的な方法です。
例えば「足ツボマッサージなどで身体に適度な痛みを与える」、「ストレッチやラジオ体操をして身体を動かす」、「空気が冷たい場所へ行く」方法があります。
ただし、身体に刺激を与えすぎると、ストレスを感じ体調不良を引き起こすことがあるので、体調や気分によって加減はしましょう。
3.カフェイン入りのドリンクを飲む
コーヒーや栄養ドリンクなど、カフェイン入りの飲み物を飲むのも効果的です。
最近では、一瞬で眠気を吹き飛ばすことを目的として、発売されている商品もあります。
ただし、大量にカフェインを摂取すると「カフェイン中毒」になる恐れがあり、カフェインが含まれたドリンクをたくさん欲しがってしまう危険性も出ます。
また、耐性がつくとカフェイン入りのドリンクを飲んでも何も感じなくなるので要注意です。
順序3.眠たいからと言ってタバコを吸わない
眠たいからと言ってタバコを吸うのもNGです。
離脱症状に耐えられないあまり、タバコに手を出す人もいます。
1本タバコを吸うと「2本、3本」と次々に喫煙してしまう場合も。
禁煙に失敗する原因となるので要注意です。
どんな行動を起こすかで、禁煙による猛烈な睡魔は和らぐ
普段の生活習慣、過ごし方で猛烈な睡魔を和らげることは可能です。
ただ、禁煙による睡魔は、一時的なモノなので、一定期間を過ぎると症状は改善されます。
ぜひ、一緒にタバコを卒業して、快適な生活を送りませんか?