値上げが止まらないタバコ価格!理由と生活への影響を紹介!

ここ数十年でタバコの価格も大幅に上がっていますよね。なかには、生活が苦しい人もいるのではないでしょうか?
今回は、タバコの値上げが止まらない理由。タバコの値上げによって喫煙者が受ける影響を紹介します。
今後もタバコの値上げで喫煙者を苦しめる!?
今後もタバコの値上げは止まりそうにありません。
そのため、タバコ代によって生活が苦しいと思っている人は、さらに困窮度が増す可能性も高いです。
今回は、タバコを吸い続けることによって、生活がどの程度圧迫されるかも記載してあるので、自分事として捉えてみてください。
タバコの値上げが止まらない理由とは!?
タバコの値上げが進んでいますが、なぜ値上げが止まらないのか不思議に思っている人もいるでしょう。そこでまず初めに、タバコの値上げが止まらない理由を紹介していきます。
世の中の流れをしっかりとつかみ取って、自分がどうするべきか考えるきっかけにしてみてはどうでしょうか?
1.厚生労働省が値上げを推奨
厚生労働省とは、国民が健康的な生活を送るための政策を打ち出しています。その中には、禁煙政策も含まれているのです。
禁煙を進めることによって、医療費を減らしたいという思惑もあり、それを実現させるためにタバコを1箱1000円にして、喫煙者を減らしたいという気持ちもあるようです。
しかも、2017年にはWHOの職員が海外から来日し、日本の禁煙環境は遅れていると発言をしました。今後も、厚生労働省はタバコの値上げを進めると言ってもいいでしょう。
2.日本の税収を増やすため
日本は、税収を増やす必要があるとも言われています。そこで、大きな役目を果たすのが「タバコ」です。仮にタバコ一箱が440円の場合、価格の半分以上は「たばこ税・消費税」です。
しかも、2000年から2016年の間に、たばこ税の増税は「3回」。消費税の増税も「1回」行われています。つまり、今後もタバコの値上げは頻繁に進んでいくことが予想されるでしょう。
3.製造費用の高騰
製造費用があがると、タバコの値段を上げる確率も高くなります。例えば、燃料費や電気代。さらに運送コストなどの値上がりがたくさん進めば、タバコの値段は自然と上がるでしょう。
現在では、国内だけではなく海外でも物価上昇が進んでいるため、コストが高騰する可能性は十分あります。
4.嫌煙ブームの進行
嫌煙ブームが進んでいるというのも大きいです。さきほど、厚生労働省が禁煙を推進しているという話をしましたが、それ以外にも嫌煙ブームが進んでいる理由があります。それは「海外での喫煙環境」です。
国によっては、飲食店やホテルの客室など、室内施設での喫煙を全面禁止している国もあります。
つまり、この基準が世界中で「スタンダード」となりつつあるのです。その結果、タバコの値上げをしやすい環境にあると言ってもいいでしょう。
5.日本のタバコ価格が安すぎる
世界中と比較して、日本のタバコの値段が安すぎるという背景もあります。ちなみに、1番タバコの値段が高い国は「オーストラリア」で一箱2000円を超えとも言われています。
日本のタバコは、1箱400円台のものも多いため、まだまだ値上げの余地があると言っても過言ではありません。
今後も、世界中でタバコの値段が上がり続けることが予想されるため、日本のタバコの値段も上がると予想できるのです。
どのぐらいタバコが値上がりしたか見よう
タバコが値上がりしたと言っても、商品によって金額は違いますよね。そこで3つの銘柄に分けて、どのぐらいタバコの値段が上がったか見ていきましょう。
1.セブンスター
1969年に販売開始され、発売当初は1箱100円でした。段階を経て、1997年に230円まで上がります。
その後は2006年に300円。2010年に400円まで跳ね上がり、現在では460円で販売されています。
2.ホープ
この商品は10本入りで、現在では「ショートホープ」などと呼ばれています。
1959年に販売開始され、発売当初は1箱40円でした。2009年に150円まで跳ね上がり、現在では230円で販売されています。もちろん物価の違いなどもありますが、発売当初の金額と比べ「約6倍」値段が上がっています。
3.エコー
エコーは、タバコのなかでも比較的安い部類に入り、1968年の発売当初は1箱50円で販売されていました。しかし、2006年には180円まで値段が上がり、現在では310円になっています。
発売当初と比較し6倍以上値段が上がっています。もしかすると、セブンスターなどと値段が変わらなくなるかもしれませんね。
仮にタバコ1箱1000円になった場合を想像してみよう
最近では、タバコ1箱1000円になる時代がやって来るかもと言われていますよね。
そこで最後に、1箱460円のタバコを1箱吸っていた人が、タバコ1箱1000円になっても同じ量のタバコを吸い続けた場合、生活にどういう影響を与えるのか見ていきましょう。
タバコ一箱1000円でどのぐらいの費用増になるのか?
実際にタバコが与える生活の影響を見る前に、1箱460円のタバコが1000円に値上がりすると、タバコ代へ使う金額がどのぐらい増えるか見てみましょう。
下記は、タバコ1箱460円から1000円に上がった場合の費用増加額です。
1日あたり →540円増
1週間あたり→3780円増
1カ月(30日)あたり→16200円増
1年(365日)あたり→197100円増
上の表を意識して内容を読み進めてみてください。
1.ガソリン代
ガソリン代を仮に1リットル「120円」だとしましょう。タバコ1箱460円が1000円に上がった状態で1カ月喫煙を続けると、135リットル分のガソリン代をタバコ代へ投入していることに。
仮に1年間吸い続ければ、1642.5リットル分のガソリン代をタバコ代へ投入していることになります。相当、無駄なことをしているのがお分かりでないでしょうか?
2.携帯電話料金
携帯電話も、生活必需品となりました。例えば、毎月5000円の携帯代金を支払っているとしましょう。
タバコ1箱460円が1000円に上がった状態で喫煙を続けると「3.24カ月分」の携帯代金をタバコ代へ投入することに。1年分だと「39.42カ月分」の携帯代金をタバコ代へ投入しているのです。
3.宝くじ
宝くじの値段を1枚300円とします。タバコ1箱460円が1000円に上がった状態で1週間喫煙を続けると、宝くじ「12.6枚分」。1カ月で「54枚分」。1年間で「657」枚分もの宝くじ代をタバコへ追加投入しているのです。
お金をタバコに使うぐらいであれば、宝くじへ使って高額当選を狙った方がいいと思いませんか?
4.ハンバーガー
最後に紹介するのが、若者に人気なハンバーガーです。例えばハンバーガー1個100円としましょう。
タバコ1箱460円が1000円に上がった状態で1日喫煙を続けると「5.4個」。1週間で「37.8個」。1カ月で「162個」ものハンバーガー代をタバコ代へ投入する結果となるのです。
まとめ
タバコの値上がりがどんどん進むことで、いろいろな面でしわ寄せがやってきます。タバコを吸い続けることで、食費、消耗品費などを削らなければならなくなり、最終的には生活に支障が出る場合も。
もし、健康で充実した生活を送りたいのであれば、タバコ代を削った方が良いです。自分の身体がむしばまれ続けないように、ほかのことにお金を回してみてはどうでしょうか?