タバコ依存になる理由を理解して禁煙に生かそう!

脱タバコを目指し、禁煙を始めたいと思っている人もいるのではないでしょうか?しかし、タバコ依存があると禁煙するのは至難の業です。
そこで今回は、タバコ依存になる理由から禁煙するための仕組み作りまで詳しく紹介させていただきます。ぜひ、卒煙のきっかけにしていただければ幸いです。
タバコ依存はコカイン並み!?
実は、タバコはコカインやヘロインなどの麻薬と同じぐらい依存度は高く、一度吸い出すと辞めるのは難しいのが現実です。
ただ、このままタバコを吸い続けるとどんどん身体をむしばむため、数十年後、身体を壊した悲惨な生活を送ることになるかも。健康で長生きしたい人は、今回の記事でタバコ依存の仕組みを理解し、禁煙への第一歩を踏んでみてください。
タバコ依存の人が禁煙に失敗する理由
それでは、まず初めにタバコ依存の人が禁煙に失敗しやすい理由を紹介していきます。これを理解するだけで、楽に禁煙ができるでしょう。
1.「ニコチン依存症」になっている
タバコ依存のほとんどの人が「ニコチン依存症」になっています。これは、簡単に言うとニコチンが体内に取り入れられないとイライラや不安感に襲われる症状です。元々、タバコを吸い始め出したときは脳はニコチンを異物として判断します。
しかし、それでも喫煙し続けることで脳はニコチンを「快楽物質」だと思うようになるのです。つまり、「ニコチン=気持ちいい」と錯覚に陥るのです。
それと同時に、体内にニコチンが入って来ないと脳は満足できない身体に。これが「ニコチン依存症」です。つまり、脳がニコチンを求め続けているため禁煙は難しいでしょう。
2.タバコが「生活の一部」に組み込まれている
喫煙者にとっては、タバコが「生活の一部」に組み込まれています。例えば、起床時や睡眠前など毎日「ルーチンワーク」のような感じになっていた人は、タバコと「一心同体」状態なのです。
また、喫煙する時間が無くなることで手持ち無沙汰になり結局禁煙できない確率が上がるでしょう。
3.「いつかは辞めよう」と思っている
いつかは辞めようと思っている人も禁煙は難しいでしょう。なぜならば、それだけタバコから離れたくないと思っているためです。「いつかは辞めよう」を毎日思い続けている限りは禁煙する日はやってきません。そうならないように、禁煙すると決めたらすぐ行動するのが大事でしょう。
4.「今さら辞めてもしょうがない」と心の片隅で思っている
禁煙を始めたいと思っている人のなかには、今さら禁煙しても遅いなどと斜めから見ている人もいませんか?
その気持ちが少しでもあると、禁煙成功率は格段と落ちます。どうしても、人は自分の気持ちによって行動が決まる部分が多いです。
仮に、わずかでもネガティブなことを考えると、時間の経過とともに禁煙したいと思う気持ちが禁煙できない気持ちに負けていきます。その結果、最終的にタバコ依存から断ち切れず禁煙失敗へとつながるでしょう。
タバコ依存か調べる方法
喫煙者の中には、タバコ依存でない人もいます。また、タバコ依存と一概に言っても症状は人それぞれです。
そこでこの章では、自分がどのぐらいのタバコ依存なのか調べる方法を紹介します。ぜひ、自分の症状を把握して禁煙に役立ててみてください。
1.病院で診察してもらう
1つ目は「医者」に診察してもらうです。やはり、医者であれば相当多くの知識を知っています。そのため、喫煙者が質問に答えただけでどのぐらいの症状か答えてくれるでしょう。
特に、禁煙外来を行っている医者であればタバコ依存について詳しく内容を知っていると思われるため、あなたの知らないことまで教えてもらえるでしょう。
2.TDSテストで調べる
自分で簡易的に調べたいというのであれば、「TDS」テストも良いでしょう。これは、項目が10個ぐらいあり、何個当てはまるかチェックして自分がタバコ依存か知る方法です。
医薬品メーカーである「ファイザー」のホームページに載っているので、自分で簡単にやってみたい人は確認すると良いでしょう。ただ、あくまで簡易的なテストということを頭の中に入れておいてくださいね。
3.タバコをどこまで我慢できるかやってみる
最後に紹介するのは荒業ですが、どこまでタバコを我慢できるか試すです。
禁煙して長期間吸わずに済んだ人は、タバコ依存になっている可能性は低いでしょう。その人たちは、自分の意志で我慢できるためこれまで通り禁煙を続けていけば良いです。
逆に数日しか我慢できなかったとなると、タバコ依存の可能性が高いです。その場合は、病院へ行き禁煙外来へ行くことをおすすめします。
環境を変えれば脱タバコも可能
タバコ依存で禁煙が無理だと諦めている人もあることをすれば禁煙成功率は上がります。それは「環境を変える」ことです。環境を変えるだけで、タバコを吸いたい気持ちから逸らせることも可能なため、タバコ依存をなくすチャンスです。
そこで最後に、具体的に何を変えれば良いのか見ていきます。
1.生活リズムを変える
生活リズムを変えることで、脱タバコできる確率が上がります。
例えば、「早寝早起き」、「運動」、「野菜ジュース」など健康的な生活を送りタバコを吸ったらこれらが無駄になると言い聞かせる。また、自宅の換気扇の下やベランダ、あるいは喫煙所でタバコを吸いに行っていた人は「行かない」というように、意識的に変えましょう。
数カ月も経てばその生活が当たり前となるため、喫煙したい意欲もなくなるはずですよ。
2.禁煙している人との付き合いを増やす
人は普段どういう人と付き合っているかによって、人格や性格、行動が形成されます。それを生かし禁煙者と付き合ってみましょう。そうすることで、支え合う存在になり禁煙の成功率も上がるはず。
さらに、禁煙に関する情報交換もできるため役立つでしょう。SNSなどで探すと見つかりやすいかもしれません。
3.タバコ代を貯金箱に入れていく
タバコ代を貯金箱に入れるのも一つの手です。これは、「タバコを買った気分にさせる」ということです。
タバコを買いたくなったときに、貯金箱へお金を入れる習慣を付けておけば、実際にタバコを購入することはなくなるでしょうし、お金もいつの間にか溜まります。そのお金を別のことに使えプライベートも充実するはずです。
4.禁煙に対する考えを強く持つ
禁煙に対して、日頃から強い考えを持つのも重要です。例えば、禁煙のメリットを考える。あるいは、タバコによって病気になった人を思い出して「喫煙はろくことがない」というように、いかに禁煙が大事なのか頭に刷り込ませることも忘れてはなりません。
これによって、禁煙しなければならないと脳が勝手に思い込みやすくなり、タバコ依存からも脱することができるでしょう。
5.マインドコントロールをする
1から4まで禁煙するための方法を紹介しましたが、これらは全て自分への「マインドコントロール」が重要になります。
例えば、生活リズムを変えることも、貯金箱へタバコ代を入れるのも自分のココロを変えない限りは難しいです。自分の気持ちをどっちの方向へ向けるかで、禁煙成功率も変わります。「思い込み」と「洗脳」を味方に付ければ、自分のマインドコントロールもできるでしょう。
まとめ
タバコ依存をなくせば、あなたの生活に潤いを与えてくれます。そのため、今までココロが沈んでいた人も明るい気持ちで人生を送ることが可能になるでしょう。ぜひ、楽しく過ごすためにも卒煙してみませんか?