喫煙について考えよう。タバコの有害物質やデメリットを紹介!

読者のなかには、喫煙を何気ない気持ちでしている方も多いと思います。
ただ、喫煙行為は時として牙をむくことがあります。
今現在は、タバコで痛い目を見ていない方も、長年喫煙し続けると身体に悪影響を及ぼす場合だってあるのです!
そこで今回は、タバコに含まれている有害物質、喫煙で高まる病気リスク・デメリットを中心に紹介します。
本記事を読むことで、新しい発見もあるはず!
ぜひ、喫煙について考えるきっかけにしてみてください。
タバコに含まれる有害・化学物質とは?
早速ですが、タバコに含まれる有害・化学物質の代表例を紹介します。
どのような症状があるのかも詳しく記載してあるので、タバコがいかに身体に悪い物質かイメージしながら読んでみてください。
余命にも影響を与えるので要チェックです!
1.ニコチン
ニコチンは害虫駆除剤などに使われていた成分です。
一説によると青酸に匹敵する殺虫能力があると言われる毒性が強い物質です。
ニコチンを吸い続けると「ニコチンが供給されないとイライラする」身体に変化します。
その結果、多くの喫煙者は「ニコチン依存症」と呼ばれる症状が出るため、禁煙は難しいのです。
2.タール
タールは、ガン発生を助長する物質を数十種類含んだ有害物質です。
タールは、口内に刺激を与えるため「口腔ガン」、「咽頭ガン」などのリスクを高めます。
また、この物質が原因で喫煙場所の壁紙などが黄ばみます。
特に、賃貸住宅を借りていて、部屋内で喫煙している方は、退去時に壁紙の張替え費用などを余分に請求されるため注意が必要です。
3.一酸化炭素
一酸化炭素は排気ガスに含まれている成分で、吸い過ぎると呼吸困難を起こす場合があります。
特に、ヘビースモーカーの方は一酸化炭素を吸う量も増えるため、影響を受ける可能性も高くなるでしょう。
ただ、重症化しなかったとしても運動機能が落ち、身体を動かすのが辛く感じます。
加齢などで体力低下が進むと、より一層身体能力が落ちるでしょう。
4.ヒ素
ヒ素は殺虫剤に含まれている成分で、殺傷能力がとても高いです。
中毒にかかると、ガンの発生、皮膚の色素沈着などが起こる場合も。
最悪「死」の可能性もあるため危険物質です。
仮に生きていたとしても、後遺症が残ることもあります。
体内にも少しずつ溜まっていくため、病気の発症リスクは高いのです。
5.トルエン
トルエンは、工業用溶剤に含まれる成分です。
これは、シンナーの元と言われているため、吸い込むと危険な物質です。
何度も吸入すると「中毒」を起こす場合もあるので気を付けた方が良いでしょう。
6.アセトン
アセトンは、ペンキを除去する液体、マニキュアの除光液など、いろいろな製品に含まれています。
体内のアセトンが増えると「アセトン血性嘔吐症」を引き起こす場合も。
この症状を患うと、吐き気や嘔吐の症状がひどくなります。
幼い子供にも出る症状なので要注意です。
タバコによる健康被害を具体的に見てみよう
この章からは、タバコによる健康被害を紹介します。
【健康障害を見る前にチェック!】タバコの被害は、喫煙者・非喫煙者ともに起こっている
タバコの健康被害は、喫煙者・非喫煙者ともに起こる恐れがあります。
そのため、タバコを吸っている当人だけの問題ではなく、受動喫煙で被害を与える場合もあるので、理解した上で読んでいただけると幸いです。
1.肺疾患
肺疾患は、喫煙が原因で起こる確率は高いです。
「肺ガン」と喫煙に因果関係が「ある/なし」という内容で話題になっていますが、肺の病気はガンだけではありません。
特に、肺疾患では「COPD」に気を付けるべきです。
この病気にかかると、肺胞の破壊などが進み通常の呼吸をするのも難しくなります。
症状がひどくなると「酸素吸入器」を持ち歩きながら、生活しなければならなくなるのです。
仮に、若い間に症状がなかったとしても、そこから数十年後に発症するケースもあります。
年齢を重ねれば、心配能力が衰えることも多いため気を付けましょう。
2.脳疾患
脳疾患の確率も上げます。
特に怖いのは「脳卒中」です。
この病気は、突然発症する病気で若い人が発症する可能性もあります。
人によっては、寝たきりの生活を送る可能性があるのです。
さらに「認知症」の確率も上がり、一人で生活を送るのが困難になるケースも。
喫煙は、脳内の血管を傷めるので注意しましょう。
3.口・喉の病気
口内で炎症を起こす可能性も上がります。
口だと「歯周病」、「口臭」、「舌炎」。
喉だと「咽頭炎」を起こす原因となる場合も。
症状がひどくなると、食事をする際も不自由になり苦痛に感じる場合もあるため気を付けましょう。
4.心臓系の病気
タバコを吸い続けると、血流が悪くなり血栓が溜まり、心臓系の病気を引き起こすケースがあります。
高血圧や心拍数が上がる原因にもなり、心臓に大きな負担をかけます。
その結果、不整脈や狭心症、心筋梗塞などを起こす場合があるのです。
心臓が悪くなると、場合によってはペースメーカーと呼ばれる器具を埋め込まなければいけなくなるため、心臓を大事にしていただければと思います。
5.(女性は)妊娠・出産に悪影響を及ぼす身体になる
女性の場合は、妊娠するのが難しい身体になる場合もあり、不妊症になる恐れがあります。
仮に妊娠をしたとしても、死産や早産の確率が上がり、元気な子供を出産できる確率も減るでしょう。
また、授乳中に喫煙をしていると、母乳のなかにニコチンが含まれているため、子供に害を与えます。
子どもを元気な大人に成長させるためにも、タバコはやめた方が良いのです。
健康被害以外に考えられる喫煙のデメリットとは?
喫煙は、健康被害以外のデメリットも発生します。
最後の章では、健康被害以外で発生する喫煙のデメリットを見てみましょう。
1.お金がかかる
タバコを吸っていると、お金がかかります。
例えば、毎日一箱(470円)のタバコを買った場合、30日で「14100円」のお金がなくなります。
さらに、タバコが原因で病気を引き起こすと医療費も発生します。
特に、手術や入院ともなれば、数万円、数十万円単位で医療費に消えるため、人によっては生活が困窮する場合も。
無駄なお金を使わないためにも、タバコからの卒業は効果的なのです。
2.喫煙で時間をとられる
喫煙は、時間をたくさん無駄にします。
例えば、一日の喫煙時間が「1.5h」の場合、30日間で「45h」もの時間を消費していることになるのです。
12カ月続くと「540h」となり、年間で「22.5日分」の時間を消費しているのです!
特に、仕事で残業がたくさん発生している方は、喫煙を失くせば残業時間が減るかもしれません。
ぜひ、喫煙時間を別の時間に回して有効活用してみてはどうでしょうか?
3.宿泊できるホテルが限定される
ホテルを使う場合、宿泊できる場所が限定されるケースがあります。
ホテルによっては、全室禁煙だったり、喫煙の客室が全て埋まっているケースも考えられます。
そのため、ホテルの選択肢が狭まる恐れもあります。
今後は喫煙できる客室は減少し、禁煙専用の客室が増える可能性が高いでしょう。
今後の喫煙事情は、より一層厳しくなることが予想される
現在は、日本でも喫煙対策を進めていますが、世界中と比べるとまだまだ緩いと言われています。
その結果、今後も喫煙対策は厳しくなることが予想されます。
また、日本での喫煙率も減少しているので、今後も喫煙者が過ごしづらい世の中になっていくはずです。
今後も、国内で快適な生活を送りたい方は、ぜひ卒煙をしてみてはどうでしょうか!?