紙タバコとiqosの違いを比較してみた!身体の健康状態に悪影響を及ぼすのはどっち?

ここ最近、話題を集めている電子タバコがあります。
それは「iqos」です。
喫煙者の間では、紙タバコからiqosへ変える人も増えていると言われています。
そこで今回は、紙タバコとiqosの違いについて紹介したいと思います。
紙タバコとiqosの違い
※画像はイメージです。
早速ですが、紙タバコとiqosの違いを見てみましょう!
今回は6個の項目に分けて紹介させていただきます。
1.値段
紙タバコは、一箱300円台から400円台で購入できます。
それに対してiqosは、本体が10,980円(旧式の場合は9,980円)、替えが460円となっております。
すなわち、初期投資に至ってはiqosが高いです。
2.販売状況
紙タバコとiqosともに、全国のコンビニエンスストアなどで販売されています。
ただ、iqos本体については予約制をとっている店舗も多く、予約後1カ月以上待たなければならないケースもあります(iqosストアへ行けばその日のうちに本体を購入できる可能性が高いです)。
ただし、iqosストアによっては。2~3時間待ちが当たり前になっているショップもあるので覚悟して行った方が良いでしょう。
3.使い方
紙タバコは商品購入後、火を点ければそのまま喫煙できます。
それに対しiqosは、本体にヒートスティック(替)を差し込んで使う商品で、替え1本につき6分前後持続します(吸える回数は14回程度)。
ライターを持ち歩く必要もありません。
4.使い勝手
紙タバコの場合、ほとんどの場合ライターで火を点けます。
そのため、強風の状態だと火が点かず喫煙できない状況に陥る可能性が高いです(ターボ式ライターは別)。
また、タバコの灰で服が汚れたり、火傷をしたり、火事になる危険性があるため注意が必要です。
一方、iqosの場合、加熱式のタバコなので、ホルダーと替え以外持ち歩く必要はありません。
火も使わないため、強風時でも利用できます。
灰も出ませんし、火事になる心配もほとんどありません。
ただし、iqos本体が充電切れだと使用不可です。
また、充電回数を重ねることによって、バッテリーの持ちが悪くなる欠点もあります。
紙タバコのようにライターを買えば、すぐ使えるわけではないので判断が難しいところです。
5.副流煙の被害
紙タバコの場合、一酸化炭素やヒ素など副流煙のなかにたくさんの有害物質が入っています。
そのため、受動喫煙の被害が発生する可能性が高くなります。
特に、身体が成長しきっていない子どもの近くで喫煙すると、喘息や肺疾患など呼吸器系の病気になる確率が上がるでしょう。
さらに、乳幼児突然死症候群のリスクが跳ね上がることも分かっているのです。
iqosは、紙タバコと比べ9割前後有害物質を抑えてあるので、副流煙の被害は少ないと言われています。
飲食店によっては、紙タバコはNGでもiqosであればOKだという店舗もあります。
ただ、逆に言えば10%程度は有害物質が含まれているので、受動喫煙の被害が完全に出ない訳ではありません。
6.ヤニの付き具合
紙タバコだと、ヤニが含まれているため壁紙が黄色くなります。
ヤニのニオイがこびり付いて他の人に不快感を与える場合もあるでしょう。
一方、iqosはヤニがほとんど含まれていないため、壁紙が黄色くなりません。
また、紙タバコのように強烈なニオイがこびり付くこともないため、他の人に不快感を与えなくて済むでしょう。
ただし、使用中はポップコーンのような香ばしい香りがします。
iqosは紙タバコと比べ健康的だと言われるが…
※画像はイメージです。
iqosは、紙タバコと比べ身体に良いと言われています。
しかし、禁煙を目指している方がiqosを利用し続けるのは良くありません。
理由をいくつか紹介します。
タバコの葉は使われているため、喫煙具には変わりない
iqosは、タバコの葉が使われています。
つまり、禁煙具ではなく「喫煙具」です。
その証拠に、20歳未満の人は使用できません。
ニコチンも含まれているため、身体に悪影響を及ぼす可能性が高いのです。
身体を大事にしたい方は、iqosの使用を控えた方が良いでしょう。
iqosに変えたからと言って、身体への害が0になるわけではない
紙タバコからiqosへ変えたからと言って、身体への害が0になるわけではありません。
さきほどもお話ししましたが、iqosは紙タバコと比べ90%程度有害物質がカットされただけで、10%程度は有害物質が含まれています。
つまり、iqosを使用しても病気になる可能性があるということ。
iqosを辞めない限りは、病気になるリスクを常に持った状態だというのを頭の中に入れておいてください。
紙タバコでは発症しなかった病気が、今後報告される可能性も0ではない
紙タバコでは発症しなかった病気でも、iqosの使用によって新たな病気が発生する可能性も0ではありません。
確かに、iqosは紙タバコと比べ有害物質がカットされています。
有害物質がカットされたせいで、新たな化学物質が生まれる可能性もあるのです。
現在は、iqosが販売されて数年しか経過していないため、病気に関するデータは集まっていません。
しかし、10年、20年経ってから「紙タバコと比べ○○の病気が発症する確率が高くなっている」というデータが発表される可能性もあります。
現段階のデータのみで判断しないようにしましょう。
禁煙具として電子タバコを使いたい方へ
読者のなかには、電子タバコを使って禁煙したいと思っている方もいるでしょう。
そこで最後に、禁煙用の電子タバコを選ぶときの注意点を3つ紹介します。
参考にして、効率良く禁煙を進めてみてください。
タバコの葉が使われていない電子タバコを選ぶ
タバコの葉が使われていない電子タバコを選びましょう。
iqosの他に「プルームテック」、「グロー」も、タバコの葉が使われた商品なので気を付けましょう。
喫煙具の場合は「20歳以上しか使用できない旨」が記載してありますが、禁煙具として利用できる場合「推奨年齢20歳以上」と記載してある場合がほとんどです。
インターネット通販でも、気軽に購入できるのであなた好みの電子タバコを見つけてみてください。
複数種類の電子タバコを購入する
読者のなかには、飽きっぽい方もいると思います。
そのタイプの方は、複数種類の電子タバコを購入することをおすすめします。
例えば、2つ購入して1つは自宅用、もう1つは職場用と言うように、場所ごとで使うと良いでしょう。
電子タバコを1つしか持っていないと、職場へ持っていくことを忘れることもあります。
その結果、イライラに打ち勝てなくなりタバコに手を出す可能性が高くなります。
電子タバコのメリットは「イライラしたときに気軽に吸える」ことです。
電子タバコを生かすためにも複数個の購入をおすすめします。
使い勝手を考える
いざ電子タバコを購入したものの、使い勝手が悪いと禁煙を継続することは難しいです。
例えば「電子タバコが持ちづらい」、「味が1種類しかない」など不満を持つ方もいます。
それを防ぐためにも、商品の細かいチェックは必ず行ってください。
くれぐれも、値段が安いという理由だけで購入するのはやめましょうね。
卒煙を目指すなら、禁煙具を使ってタバコからの卒業をしよう
喫煙具を使っての卒煙は難しいです。
タバコをやめるなら、禁煙具を使いましょう。
最近は、インターネットによりいろいろな国で販売されている商品を購入することも可能です。
ぜひ、快適な禁煙ライフを目指してみてはどうでしょうか?
※本記事に掲載されている内容などは2017年10月現在のものです。