1. TOP
  2. 「タバコの本数を減らす」は正しいか?禁煙方法のポイント

「タバコの本数を減らす」は正しいか?禁煙方法のポイント

これから禁煙しようと考えている人の中には、「タバコの本数を減らしましょう」というアドバイスを一度は耳にしたことがあるはず。ネットを見てみると、禁煙のために、少しずつタバコを減らすことをすすめる一方で、それは全く効果がないとするという意見もあり、どちらにしようか迷ってしまいますよね。

そこで、今回はタバコの本数を減らすという禁煙方法について解説します。

 

1.減煙は医療機関でもすすめられているけど…

まず、最初に説明したいのが、タバコの本数を減らす(減煙)が医療機関でもすすめられている禁煙方法だということです。

これまでタバコを吸っていた人にとって、「今すぐタバコをやめましょう」と言われるよりは、「毎日少しずつタバコを減らしましょう」と言われた方が、禁煙へのハードルが低くなるのではないでしょうか。

実際に、タバコが習慣化している人の多くが、ニコチン依存症になっているケースが多く、いきなりタバコを全く吸わない状況になると、ニコチン切れにより身体や精神に不快な症状が起こるようになります。離脱症状が怖いと感じる人にとって、タバコの本数を少なくすることは、禁煙のよいきっかけになるものです。

 

2.タバコの本数を減らしていく方法

これからタバコをやめたい人にとって、減煙は取り組みやすい禁煙方法でもあります。禁煙をするために、少しずつタバコを減らそうという人は、次のステップで行っていきましょう。

 

(1)1日あたりのタバコを吸う本数を確認

タバコを減らしていくのには、まずは自分が1日にどのくらいの本数のタバコを吸っているのか知る必要があります。たとえば、タバコを1箱購入したら、1日の終わりにどのくらい残っているか確認してみましょう。タバコを吸う度に、手帳などにメモしてもOKです。

 

(2)自分がどんな状況でタバコを吸っているか知る

1日に吸っているタバコの本数が分かったら、今度はタバコを吸う状況について確認してみましょう。人によっては、食後や休憩中などルーチンにタバコを吸っている場合や、周りの人がタバコを吸っているから、自分もなんとなく吸ってみたという場合もあるかもしれません。

 

(3)減煙のスケジュールを立てる

1日に吸っているタバコの本数と喫煙のきっかけとなった状況が分かったら、今度はそれを参考に減煙のスケジュールを立てます。方法としては、次のものがあります。
  • 1日~数日かけて1本ずつ減らしていく。
  • 禁煙達成の期間を決めて、少しずつ達成できるように本数を設定していく。

(4)減煙を実行し、禁煙へ

減煙の計画を立てたら、いよいよ実行です。スケジュールに決めたタバコの本数以上を吸うことのないよう、1日に決められたタバコの本数を持ち歩くようにしましょう。そのほかにも、口さみしさをまぎらわすために、飴やガムなどを持参するとよいでしょう。

 

3.ここが危ない!減煙の落とし穴


タバコの本数を少しずつ減らしていくという方法で、禁煙を達成できればよいのですが、注意したいのが、そのまま減煙で終わってしまうこと。実際に、タバコの本数を減らすだけでは、禁煙できなかった…という人も多くいます。

さらに、すでに減煙止まりの人の中には、「前よりもタバコの本数が減っているのだから、少しはマシだろう」と考えている人もいるでしょう。しかし、実際にはタバコの本数が少ない方が、デメリットが多い可能性もあるのです。

 

(1)有害物質を吸い込みやすくなる

タバコの本数を減らしても、以前よりも有害物質を吸い込んでいる危険性があります。その理由は、タバコの本数が減ることで、無意識のうちに深く吸い込んだり、最後まで吸うようなクセがついてしまうこと。

タバコの本数を減らしても、無駄なく吸うようになることで、かえって有害物質を取り込む量が増えてしまったという調査結果もあるほどです。

 

(2)タバコへの依存から抜け出しにくい

タバコを少しずつ減らすという方法は、タバコを吸ってから次のタバコを吸うまでの時間ができます。人によっては、時間のあいたタバコの1服はよりおいしく感じることに。減煙から禁煙をするはずだったのに、「あともう1本だけ」と、タバコが最後までやめられなくなる可能性もあります。

 

(3)離脱症状が強く現れる可能性も

禁煙でタバコの本数を減らしていくという方法で注意したいのが、離脱症状が強く起こる可能性があること。今まで1日にタバコを20本吸っていたのを、10本や5本と減らすと、それだけ次のタバコまでの時間が長くなります。

タバコの離脱症状は、イライラしたり集中力がなくなったりと、さまざまな症状が起こりますが、一定期間を過ぎれば症状は消えていきます。しかし、タバコの本数を減らしていく方法では、ニコチンの供給が途切れないので、いつまでも離脱症状に苦しむ可能性もあるのです。

1日に予定していたタバコを吸えば、一時的に離脱症状はおさまりますが、タバコを吸うまでの時間に、離脱症状が強く現れて、ふつうに仕事や勉強することが困難になる可能性もあります。

 

4.いきなり禁煙と少しずつの禁煙、どちらがいいか?

現在タバコを吸っている人にとっては、今すぐ完全に禁煙するより、タバコの本数を減らすなどして少しずつ禁煙をする方が簡単だろうと考える人が少なくありません。しかし、完全な禁煙を行った方が、禁煙の成功率は高くなるといわれています。

イギリスで行われた禁煙方法と禁煙の成功率に関する調査では、次のことが明らかになりました(※1)。
  • 4週間後も禁煙を継続していた人の割合が、すぐに禁煙を行ったグループでは49%だったのに対し、少しずつ禁煙を行ったグループでは39.2%だった。
  • 6か月後も禁煙を継続していた人の割合が、すぐに禁煙を行ったグループでは、22%だったのに対し、少しずつ禁煙を行った15.5%だった。
この結果を見てみると、タバコの本数を減らす方法よりも、すぐに禁煙をする方が禁煙の成功率が高いことが明らかになりました。また、禁煙は継続することですから、1か月の禁煙をしている人の半分の割合が、半年後に再びタバコを吸うようになっていることも分かりますね。

一方で、成功率に差こそあるものの、すぐに禁煙をする方法でも、タバコを少しずつ減らす方法でも、禁煙に成功している人がいるのは事実。禁煙をするには、自分に合った方法で行うことが大切になります。

 

5.タバコの本数を減らして禁煙するときのポイントは


これから禁煙したい人で、今から完全にタバコを断つ決心ができないという人は、タバコの本数を減らしていくという減煙を行ってみてもよいでしょう。ただし、減煙は健康へのデメリットがあるため、ダラダラと行わずに期間を決めて行うことがポイントになります。

もちろん、禁煙を決意したその日から、タバコを一切吸わないという方法もあります。タバコの本数を減らす方法は、ライターや灰皿があるなど、タバコを吸える環境のままであることも事実、かなり強い意志がないと、禁煙につながる行動ができない可能性もあります。そのため、人によってはいっきに禁煙をした方が、成功しやすくなる人もいるでしょう。

 

6.まとめ

よく聞く「タバコの本数を減らす」という禁煙方法は、禁煙へのハードルを低くしているように見えます。しかし、実際には、タバコを吸える環境を保ちながら禁煙をしなければならず、禁煙を成功させるのが難しくなる可能性も。減煙をしながら禁煙をしたいという人は、タバコの本数を減らすことで、健康上のデメリットが増えることも理解したうえで、期間を決めて行うようにしましょう。

引用:

※1:ファイザー すぐ禁煙.jp  /  http://sugu-kinen.jp/learn/method/

我慢もイライラもなしで自然に禁煙できる●●が凄い!その●●とは…

もし、我慢もイライラもなしで
自然と禁煙できたらどうしますか?

そんな魔法のような体験を記事にしました。

>>>続きを読む

\ SNSでシェアしよう! /

sotsuen.jpの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

sotsuen.jpの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

風上マキ

看護師として呼吸内科の勤務経験があります。卒煙を考えているみなさんに有益な情報をお届けします。

運営者情報