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データで見てみよう!タバコのいろいろな喫煙率

世界的にもし好品として人気のあるタバコ。近年になってタバコの健康への害が広く知られるようになりましたが、タバコの喫煙率はどのような変化がみられているのでしょうか。そこで今回は、日本や海外のさまざまな喫煙率について、データをまとめてみました。

 

1.日本人のタバコを吸っている人の割合はどれくらい?

タバコの価格上昇や、受動喫煙の防止を目指した公共の場での喫煙スペースの制限などの政策により、日本のタバコを吸う人の割合は減っているように思えます。実際に、全体の中で喫煙している人の割合(喫煙率)がどのくらいあるのか見ていきましょう。

◇日本人の男女の喫煙率(単位:%、※1)


JTのたばこに関する調査によれば、2016年の男女の喫煙率は、男性が29.7%、女性が9.7%という結果になりました。しかし、約50年前になる1967年には8割以上の男性がタバコを吸っていました。時代の変遷とともに、タバコを吸う人口は男女ともに大幅に減少がみられています。

その一方で、2016年のタバコを吸う人の割合は、男性の3人にひとりが、女性の10人にひとりがタバコを吸っていることになり、まだまだ少ないとはいえない数値です。

 

2.年齢別で見た日本人のタバコの喫煙率

日本人のタバコの喫煙率を確認したところで、年齢によってタバコを吸う人の割合は違いがあるのでしょうか。年齢別のタバコの喫煙率について具体的に見てみましょう。

◇日本成人の年齢別の喫煙率(単位:%)(2016年、※1)


上のグラフを見てみると、男女ともに30~40代である壮年期の喫煙率が高い傾向にあり、高齢になるにつれて喫煙率が低くなっていることが分かります。ストレス解消目的にタバコを吸う人も多く、働き盛りの世代の喫煙率が高くなる原因と考えられるでしょう。

その一方で50代を過ぎると、自分の老後や健康を考える機会が増えて、禁煙を始めようという人が多くなります。このような傾向も統計の結果に影響を与えていると思われます。

 

3.意外に多い!未成年のタバコの喫煙率


タバコを吸うのは、成人だけとは限りません。近年の日本でも問題となっているのが未成年の喫煙です。未成年の喫煙状況について具体的に見てみましょう。

◇男子中高生のタバコの喫煙率(単位:%)(2004年、※1)


◇女子中高生のタバコの喫煙率(単位:%)(2004年、※1)


中高生のタバコの喫煙率を見てみると、成人と同様に男子の方が女子より喫煙率が高いことが分かります。また男女に共通していえるのは、年齢が低いほど毎月喫煙(月に1回以上タバコを吸う)の割合が多いのに対し、年齢が上がるにつれて、毎日喫煙の割合が高くなってることが分かります。

このことから、最初は興味本位でタバコを吸っていた未成年が、次第にタバコが習慣化している可能性があることが分かります。

 

未成年の喫煙率は下がっている

男子高生で20%以上、女子高生で10%近くの喫煙経験があるのは、成人の喫煙率からみれば高いといえます。しかし実際のところ、未成年のタバコの喫煙率は、次の要因により低下傾向にあります。
  • タバコの値段が上がった。
  • タバコの購入の際の年齢確認が厳しくなった。
  • タバコを吸える場所が減った。
など

このことから日本のタバコ政策は、未成年の喫煙に対してより効果があるといえます。もともと未成年は、成人よりも自由に使えるお金が少なく、堂々とタバコを吸うのは難しい状況。未成年のうちからタバコを吸うことは、それだけ健康へのリスクを上げる原因にもなるので、周囲の大人たちも未成年の喫煙に注意していきたいものです。

 

4.妊娠中のタバコはNG! 妊婦の喫煙率は?

タバコがタブーとなる妊娠中。妊娠中の喫煙は、本人だけでなくお腹の赤ちゃんの健康にも影響を与えるものです。女性のタバコの喫煙率は約10%ですが、妊婦さんの喫煙率について具体的に見ていきましょう。

日本大学医学部の合同研究によるアンケート調査では、次のような結果が出ました(※2)。
  • 妊娠中の喫煙している女性の割合        7.5%
  • 妊娠前に喫煙していたが、禁煙した女性の割合  25.7%
調査結果では妊婦の最終学歴が高くなるほど、喫煙している女性の割合が低くなる傾向がありました。また、アンケートに回答した妊婦の半数は、夫の喫煙などによる受動喫煙をしていることが分かりました。

妊婦さんの場合は特に、自らの禁煙だけでなく、周りの家族にも禁煙の協力を得ることが大切ですね。

 

5.地域差はあるのか?都道府県別のタバコの喫煙率

年齢別のタバコの喫煙率を見てきましたが、タバコの喫煙率には地域差はあるのでしょうか。タバコを最も吸っている県や、反対にタバコを吸っている人の少ない県がどこか、具体的に見ていきましょう。

◇男性の喫煙率が高い都道府県別ランキング(2013年、※3)
  • 第1位 青森県
  • 第2位 佐賀県
  • 第3位 北海道
  • 第4位 福島県
  • 第5位 秋田県
◇女性の喫煙率が高い都道府県別ランキング(2013年、※3)
  • 第1位 北海道
  • 第2位 青森県
  • 第3位 埼玉県
  • 第4位 大阪府
  • 第5位 福島県
◇男性の喫煙率が低い都道府県別ランキング(2013年、※3)
  • 第1位 奈良県
  • 第2位 京都府
  • 第3位 徳島県
  • 第4位 神奈川県
  • 第5位 愛媛県
◇女性の喫煙率が低い都道府県別ランキング(2013年、※3)
  • 第1位 徳島県
  • 第2位 島根県
  • 第3位 鳥取県
  • 第4位 奈良県
  • 第5位 福井県
男女の喫煙率の高い県を見てみると、東北地方や北海道が上位を占めていることが分かります。反対に喫煙の低い県を見てみると、一部の例外はあるものの、中国・関西地方の県が上位に上がっています。

タバコを吸う傾向のある人は、低い教育水準や低所得といったデータもありまが、上記の結果から見ると、必ずしもすべて当てはまるとはいえないでしょう。その地域のタバコを含めた文化的な背景も影響している可能性があります。

 

6.海外はどうなっている?世界のタバコの喫煙率


約30%である日本の喫煙率。世界的に見ればどのくらいの位置になるのか見てみましょう。

◇男性の喫煙率の世界ランキング(2015年、※4)
  • 第1位 インドネシア (76.2%)
  • 第2位 ヨルダン   (70.2%)
  • 第3位 キリバス   (63.9%)
  • 第4位 シエラレオネ (60.0%)
  • 第5位 ロシア    (59.0%)
◇女性の喫煙率の世界ランキング(2015年、※4)
  • 第1位 ナウル   (52.0%)
  • 第2位 キリバス  (40.9%)
  • 第3位 セルビア  (39.7%)
  • 第4位 チリ    (36.0%)
  • 第5位 クロアチア (33.5%)
ちなみに日本人男性の喫煙率は世界第60位で、日本人女性は第58位となります。世界的に見ればそれほどタバコの吸い過ぎえではなさそうです。気になるのが、男性の喫煙率のランキング5位のロシア。ロシアの国によるタバコの政策は世界的にみてもトップクラスで、自家用車の喫煙も禁止されているほど。こういった厳しい政策の背景には、ロシアの高い喫煙率が背景にあるのかもしれません。

 

日本はどの程度?世界の主要国のタバコの喫煙率

世界のタバコの喫煙率の順位を見てきたところで、次に世界の主要な国々の喫煙率について見てみましょう。

◇主要国のタバコの喫煙率
  • アメリカ 14.2%
  • フランス 24.1%
  • イギリス 14.2%
  • 韓国   21.6%
上記を見てみると、国全体の喫煙率が約30%である日本は、先進国の中では喫煙率が高いといえるでしょう。引き続き日本でも喫煙率を下げるための対策が必要ですね。

 

7.まとめ

今回はタバコの喫煙に関するデータを見てきました。タバコを吸うのは、少数派になりつつあります。自分の健康を思うのなら、禁煙に取り組んでみてはいかがでしょうか。

引用
  • ※1:厚生労働省 / 最新たばこ情報 / http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd100000.html
  • ※2:大井田隆ほか / わが国における妊婦の喫煙状況 / https://www.jsph.jp/library/docs/2007/02/54-2-a115.pdf
  • ※3:がん情報サービス / 喫煙率 / http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/smoking.html
  • ※4:MEMORVA / タバコ喫煙率ランキング・男女国別順位 – WHO世界保健統計2016 年版 / http://memorva.jp/ranking/unfpa/who_whs_2016_tobacco_smoking.

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ライター紹介 ライター一覧

風上マキ

看護師として呼吸内科の勤務経験があります。卒煙を考えているみなさんに有益な情報をお届けします。

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