治験を考えている女性はタバコを吸わない方が良い!?その理由とは?

読者のなかには「治験」を受けたいと思ってる女性もいるでしょう。
空いた時間を利用して参加する方もいます。
しかし、治験はタバコを吸わない方が有利なことをご存知でしょうか?
そこで今回は、治験の具体的な内容とタバコを吸わない方が良い理由を紹介します。
治験とは何か?
読者のなかには、治験について理解できてない方もいると思います。
まずはじめに、治験の内容やパターンについて説明します。
薬などの臨床試験を行うこと
簡単に言うと、人体を使った薬の実験を指します(薬を服用しないパターンもある)。
「どのような副作用が出たか?」、「効き目がどうだったか?」などのデータを集めるために、治験が行われているのです。
治験によっては、協力してくれた方に「謝礼」を渡すケースもあり数千円、高額になると10万円以上受け取れます。
なお、治験には大きく分けて3つのタイプがあります。
1.単発型
1日で終わるパターンです。
仕事で忙しい人も、1日だけなので比較的参加しやすいです。
ただ、時間は1~2時間で終わる場合もあれば、半日かかる場合もあります。
2.通院型
通院型は、病院へ通院しながら治験を受けるパターンです。
具体例を出すと「6カ月間のうちに、4回(1カ月半おきに)通院してください」と指示されている形です。
ただ病院によっては、診察券を発行させられる場合もあるので、治験が終了するまではなくさないようにしましょう。
3.入院型
最後に紹介するのは入院して治験を受けるパターンです。
短期の場合は、1泊2日~。長期の場合は20泊21日というものまであります。
なお入院中は、食事内容や就寝時間などが細かくルール設定してあるので苦痛に感じるかもしれません。
また、相部屋の場合、他人のイビキが聞こえて不眠症に陥る人もいるので要注意です。
治験に参加するにはどうすれば良いの?
実際に、治験へ参加するときは治験会社で設定されている「事務局」、「治験センター」に登録します。
ホームページの場合は、必要事項を入力後登録を。
電話の場合は、運営関係者に治験参加者として登録したいことを伝えましょう。
現在では、治験を紹介する会社も複数社あるので、たくさん登録するとあなたに合った治験が見つかりやすいかもしれません。
年齢、性別、身長、体重、持病、メルアド、電話番号など、いろいろな情報を伝えます。
その後、メールや電話であなたに合う治験があれば、連絡をもらえます(自分で探す方法しかない場合もあります)。
ただ、東京、大阪、札幌など人口が多い地域で行われることが多いため、地方在住の方は参加するのが難しいかもしれません。
海外の治験に参加することも可能
国内だけではなく海外の治験に参加することも可能です。
アメリカやイギリスなど、いろいろな国が設定されています。
もちろん、海外なのでパスポートを発行しなければなりませんが、航空代が負担されることが多いため、海外旅行気分で参加する方もいるでしょう。
なぜ、治験へ参加したい人はタバコを吸わない方が良いのか?
この章からは、治験へ参加したい人がタバコを吸うべきではない理由を紹介します。
非喫煙者を対象にしている治験が多い
治験には、非喫煙者を対象としているケースが多いからです。
禁煙を始めても「タバコを1年以上吸っていない方」など、細かく設定されている場合もあります。
仮に、ウソをついたとしても、検査によってバレるケースがあるので、喫煙歴は正直に伝えましょう。
喫煙者可能の治験でも、健康な方でないと参加できない治験も多い
喫煙者可能の治験もあります。
しかし、タバコを吸っていても健康な身体でなければ、参加できない治験も多いです。
BMIの数値をはじめ「持病がない」、「服用している薬がない」、「健康診断で異常値がない」など、いろいろな条件が設定されています。
タバコは、病気のリスクを高め身体へ負担を与えるので、不健康体になる確率が上がり、参加できる治験が限られるでしょう。
入院型の治験だと、喫煙を数日間我慢しなければならない場合もある
入院型の治験だと、治験実施中はタバコが吸えないケースもあります。
そのため、喫煙者にとっては苦痛な時間となるでしょう。
タバコを吸ったらいけないと言われているのに、途中でルールを破ると、途中で治験が打ち切りとなり退室となるケースもあるので、治験を考えている方は、前もって卒煙した方が良いのです。
治験のデメリットとは?
治験についてたくさん紹介しましたが、デメリットもあります。
安易に参加すると、痛い目を見ることもあるので、この章をチェックした後に参加するか決めてください。
治験中(終了後)に副作用が出る恐れがある
治験で薬を試した後に、副作用が出る恐れがあります。
湿疹や呼吸不全、頭痛、めまいなど薬によって、副作用の症状は違います。
治験を行うまでに、動物で何度か実験しているケースがほとんどですが、それでも副作用が出ないとは言い切れません。
場合によっては、治験薬によって重症化するケースも稀にあるので気を付けましょう。
途中で辞めると、謝礼を受け取れないケースがある
治験を受けている最中に、辞退をする方もいます。
ただ、治験によっては途中辞退した場合、謝礼を受け取れないケースも。
そのため、今までに治験にかけた時間が無駄になるので、治験を受ける前に慎重に見極めることが大事です。
事前診断で対象外だと治験に参加できない
ほとんどの治験では「事前診断」が行われます。
事前診断とは、治験に適しているか確かめるための調査です。
治験によって、調査される内容は違いますが、主に体重や血圧、問診などがあります。
また、事前診断は「電話で1回」、「会場で1回」というように複数回行われるケースも。
もし、治験実施中に虚偽の報告をしたことがバレると、謝礼の支払がなくなるだけではなく、場合によっては「損害賠償請求」をされることもあるので注意してください。
複数の治験を並行できない
治験は同時並行できません。
例えば、A試験(期間:1月1日~6月30日)とB試験(期間:3月1日~7月30日)の2種類あるとします。
A試験に参加しているあなたが、B試験を受けることはできないということです。
治験の場合は、何も治験を受けてないことが前提条件となっていることが多く「〇カ月以上、治験を受けていない方」と設定されているケースがほとんどなので気を付けましょう。
治験の日程がとりづらい
多くの治験は、病院内で行われます。
そのため、病院の診察日程に合わせて治験が行われることが多いです。
平日休みがとれない人にとっては難しいでしょう。
なかには、土曜日も実施しているケースもありますが、世の中には土日休みの方が多いため埋まりやすいです。
逆にシフト制など、平日休みだと治験に参加しやすいでしょう。
ただし、病院都合で日程が変更されるケースもあるので気を付けてくださいね。
治験へ参加するなら健康体を維持しよう
タバコを吸うと身体に害を与えます。
もし、治験に参加したいと思っている方は、参加できる確率を上げるために、卒煙をして健康体を維持してください。
その結果、治験の選択肢も広がります。
ただし、治験によるデメリットもあるので、治験者募集中だからといって勢いで受けるのは控えてくださいね!
※本記事は、治験を推奨する記事ではありません。治験によっては、体調が悪化するケースもあるので、治験へ参加する際は担当者から話を聞き、ご自身が納得した上で参加してください。