喫煙で寿命はどのぐらい縮まるの!?死亡率についても紹介!

タバコを吸い続けると、寿命が縮まると言われているのは多くの方がご存知でしょう。
身体に悪影響だと思いながらも、タバコを吸ってしまいますよね。
ただ、寿命にどのぐらいの影響があるか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、喫煙と寿命の関係性、タバコによる死亡率などを紹介します。
改めて、タバコの恐怖について理解していただけると幸いです。
喫煙と寿命の関係性を見よう
早速ですが、喫煙と寿命の関係性について見てみましょう。
これを理解し、タバコの有害さをリアルに感じ取ってみてください!
タバコ1本で約14分寿命が縮まる
タバコ1本吸うだけで、約14分の寿命が縮まる(短くなる)と言われています。
すなわち、一日の喫煙本数が多い人ほど寿命が縮まる結果になっているのです。
それでは実際に、寿命がどのぐらい縮まるか具体例を見てみましょう!
例えば、20歳から40年間喫煙習慣があり、毎日20本吸い続けたとします。
その場合の計算結果は「20(本)×14(分)×365(日)×40(年)」で「4,088,800」分。すなわち、約68133.3時間(=約2838.8日)となり、7年以上寿命が縮まる計算結果になるのです。
7年以上あれば、好きなことをして過ごせますよね?
禁煙をすれば、寿命は延びる
ただ、禁煙をすれば寿命は延びると言われています。
ここでは「すぐ禁煙.jp」を参考にして、禁煙開始した年齢と寿命の延び具合を紹介します。
35歳
35歳のときに禁煙を開始すると、寿命が「10年」延びると言われています。
すなわち、非喫煙者と同じぐらいにまで寿命を戻せる可能性があると言うことです。
この段階だと、加齢もそこまで進んでいないので、禁煙の恩恵を大いに受けられるでしょう。
40歳
35歳を過ぎていても、40歳からの禁煙でも、寿命が「9年」延びると言われています。
この段階でも、非喫煙者と同じぐらいにまで寿命を戻せる可能性もあるでしょう。
特に、学費など子供の教育費で稼がなければならない方は、この辺りで禁煙をしておかないとマズいかもしれませんね。
50歳
50歳からの禁煙だと、寿命は「6年」延びると言われています。
加齢によって、だいぶ効果が薄れてしまうのです。
そうは言っても、ずっと喫煙するよりかは、多少寿命が延びる結果なので救いようはあるでしょう。
60歳
実は、60歳から禁煙をしても遅いことはありません。
わずかですが寿命は「3年」延びると言われています。
退職後の余生を少しでも長く楽しみたい方は、禁煙した方が良いでしょう。
タバコによる死亡率を見てみよう
ここからは、タバコによる死亡率を見てみます!
タバコによる死亡者が、全体のどのぐらいの割合を占めるのか気にしながら読んでみてください。
死亡者のうち、何割がタバコの被害で死亡しているか?
実は、死亡者の「27.8」%(※1)が、タバコによるものだと言われています。
すなわち、4人に1人以上の方がタバコの影響を受けて死亡しているのです。
しかも、タバコによる死亡者数は、1980年と比べて2倍以上になっています。
ただ、現在は喫煙者数が減っているので、数十年経てばタバコが原因で死亡する人も減るでしょう。
(※1)参考:厚生労働省の最新タバコ情報(http://www.health-net.or.jp/tobacco/risk/rs410000.html)
タバコ対策が遅れているため、受動喫煙による死亡者も多い
日本では、受動喫煙によって年間15,000人前後の非喫煙者が亡くなっています(※2)。
WHOの担当者からは「日本の受動喫煙対策は、世界各国と比較しても遅れている」と言われています。
つまり、私たちにとって日本の受動喫煙対策が進んでいると思っていても、海外から見ると受動喫煙対策が進んでいないのです。
(※2)参考:BuzzFeed(https://www.buzzfeed.com/jp/seiichirokuchiki/passive-smoking?utm_term=.hmolvN9Vq5#.oqD6Djd0x2)
タバコが寿命を縮める原因とは?
この章では、タバコが寿命を縮める原因について見てみましょう!
細かく知って、タバコの有害さを改めて理解するきっかけにしてください!
一番の理由は身体に悪い物質が多いから。
タバコには、ニコチンなどの物質が含まれており、身体に悪いことは知っていると思います。
ただ、タバコに何種類の化学物質が含まれているか知らない方も多いでしょう。
答えは「4000種類」以上です。
さらに、4000種類のうち200種類は有害物質なので、健康被害を与え余命を縮めると言われているのです。(※3)
(※3)参考:横浜市http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/kinen/judou/pdf/leaflet-3.pdf#search=%27%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3+%E6%9C%89%E5%AE%B3%E7%89%A9%E8%B3%AA%27
紙タバコから電子タバコへシフトチェンジしても、害はなくならない
喫煙者のなかには、タバコの葉が含まれる電子タバコへ変更する方もいます。
しかし、変えたからと言って、害がなくなるわけではありません。
紙タバコと比べ有害物質はカットされますが、病気になる可能性は十分あるのです。
身体に負担をかけないためには、卒煙するのが一番!
身体に負担をかけたくない場合は、タバコを辞めるのが一番です!
卒煙さえできれば、ガン細胞が発生する確率も減るので快適な生活があなたを待っているはず。
そこで、最後の章では、タバコを辞めるためにどのような行動をとるべきか紹介します。
タバコを辞めるためにどのような行動をとるべきか?
1.タバコへ対する意識を変える
まずは、タバコへ対する意識を変えましょう。
「禁煙をしても何も変わらない」、「タバコを吸いたい気分だから仕方がない」など、開き直っている限り、卒煙をしようと思っても意志は動きません。
そのため、卒煙をするのは難しいです。
ただ、意志を変えるためにおすすめの禁煙グッズがあります。
それは「禁煙セラピー」の利用です。
禁煙セラピーとは、タバコに対する考えを変えるための禁煙グッズ本です。
人によっては、読み進めていくうちにタバコを吸うことすら嫌になる方もいます。
「タバコを吸わされている気分が嫌」という気持ちになれば、禁煙をしたいという想いも強くなるため、ぜひ有効活用してみてはどうでしょうか?
2.喫煙具を全て処分する
身の回りに喫煙具が置いてあると、タバコを吸っていた頃を思い出す可能性が高いので処分しましょう。
これを行わないと、喫煙欲求が高まる可能性があります。
ただ、なかには「高額だから捨てるのが嫌」と感じる方もいるでしょう。
その場合は、リサイクルショップやネットオークションを使い売却することをおすすめします。
特に、ジッポーなどは高額買取してもらえるケースもあるので、売却を考えてみてはどうでしょうか?
3.タバコを吸わなくて良い環境を整える
最後に忘れてはならないのが、タバコを吸わなくて良い環境を整えることです。
内容としては、主に下記の方法があります。
- 喫煙者との付き合いを減らす
- 喫煙所付近を通らない
- 喫煙所がない飲食店で食事をする
- 壁紙が汚れていないキレイな自宅へ引っ越す
これらを意識するだけでも、喫煙欲求は大幅に減ります。
健康な身体を少しでも維持したい方におすすめです。
タバコから卒業して、寿命を延ばそう!
寿命が延びると、人生を楽しめる時間が延びます。
早い段階から禁煙すれば、その分身体が健康な状態に戻るのも速いです。
「禁煙に失敗するのが怖い」、「タバコを辞めても何も変わらない」と思っている方も、ぜひ卒煙にチャレンジしてはどうでしょうか?
今後は、喫煙者にとって、ますます過ごしづらい時代がやってきます!
そのストレスを感じたくない方は、ぜひタバコを辞めてみてはどうでしょうか?
※本記事の情報などは2017年12月現在のものです。